債務整理は未成年でもできる?
債務整理とは、借金の返済が困難になった場合に借金の減額や分割払いなど、債務の負担を軽減する手続きです。
なかには、未成年で返済に困っている方もいるでしょう。
そこで今回は、債務整理は未成年でもできるのか解説します。
▼債務整理は未成年でも可能
未成年者も債務整理をできますが、法定代理人の同意が必要です。
債務整理にはいくつかの種類がありますが、最もリスクが少ないのは任意整理です。
裁判所を介さず債権者と直接交渉するため、自己破産や民事再生などのように公的な記録に残ることはありません。
▼未成年が任意整理する際の注意点
■借金の元金は返済する必要がある
任意整理では借金の利息や遅延損害金などをカットできますが、借金の元金は返済しなければなりません。
元金を返済しない場合は債権者から訴訟を起こされる可能性があり、信用情報に悪影響を与えるため注意しましょう。
■完済から5年間新規の借り入れができない
任意整理をした場合、信用情報機関に任意整理の事実が登録されるため、完済から5年間は新規の借り入れができません。
登録された情報は5年間で消滅するため、完済から5年間経過すれば新規の借り入れが可能です。
■完済から5年間クレジットカードが利用できない
任意整理をした場合、完済から5年間はクレジットカードが利用できません。
クレジットカード会社は、信用情報機関から情報を提供されることで申込者の信用状況を判断します。
そのため、任意整理をしたことがわかるとクレジットカードの審査に通らなくなります。
▼まとめ
債務整理は未成年でも可能ですが、法定代理人の同意が必要です。
任意整理の場合借金の元金は返済する必要があり、完済から5年間新規の借り入れやクレジットカードが利用できないため注意しましょう。
当事務所では、債務整理に関するご相談を承っております。
契約前のご相談は無料ですので、借金問題が悪化する前にぜひご相談ください。